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当サイト(ariadne.ne.jp)について

当サイト(ariadne.ne.jp)は、1996年頃より翻訳家・著述家である二木麻里氏が運営されてきた「アリアドネ」とは運営主体も内容も異なり、なんら関係がありません。
はじめにこのことをお断りしておきます。

なお、二木麻里氏の「アリアドネ」は、http://aridne.jp/において運営されています。
アリアドネについて
上記リンク先ページにて、「追記:このサイトは現在、更新を終えています。」とされており、リンク切れなども目立ちますが、学術、研究、情報収集においてなお有用なサイトです。

念のため、間違う方もいないとは思いますが、当サイトは、1995年までギリシャで運営されていたAriadne network(Ariadne-t)ともなんら関係がありません。
ariadnet wikipedia


ところで、現在の当サイトは、以前のariadne.ne.jpと、ディレクトリ型のリンク集のような体裁をとっている点では、類似する点もありますが、運営主体が異なり、専門も目的も異なるため、当然に内容も変更されております。なおリンク集及びコメントは、一から筆者が記述したものです。

第一に、現在の当サイトは実用面には重きをおいておりますが、学術的な専門性を備えたものではありませんし、この点で以前のサイトに及ぶべくもありません。
第二には、当サイトでは海外文学、哲学、言語その他の人文の分野には疎い一方で、法律、知財、インターネット、地学、災害、デザイン、ビジネス等の分野に重心をおいており、学術的な専門性よりは、実用的な専門性に重きをおいています。
これは現在の当サイトが専門性を備えた実用目的であることによります。


二木氏のアリアドネは1996年に公開されました。
ここで、当時からのインターネット検索について簡単に振り返ってみたいと思います。

日本のインターネット黎明期には、学生が作成したYahho、ODiN、千里眼などの、個人が作成したディレクトリが先行し(いずれも1995年)、一方企業でも日本電信電話株式会社のNTT DIRCECTORYなどがありました。
Yahoo!JAPANのディレクトリが1996年からで、アリアドネはこの頃に、個人のサイトとしては膨大な情報量をもったリソース集として高く評価されました。
一方で、ロボット型検索エンジンとして、Infoseekやgoo、そして海の向こうからgoogleが登場することとなったのです。


さて、現在の検索エンジンを見ると、Yahoo!JAPANはバックのシステムにgoogleのエンジンを採用し、gooなどの国産検索エンジンは開発を終了し、大手ディレクトリサイトのYahoo!ディレクトリ、Open Directory ProjectによるDMOZなども役割を終え終了となりました。
マイクロソフト社のbingほか、世界を見ればいくつもの検索エンジンはあるものの、googleの寡占状態となり、ディレクトリ型のサイトは廃れました。
ただ、公的機関のサイト、学術のサイトや、各分野の専門家が作るリンク集などには、まだまだ有用なものが多くあります。


ところで、googleなどの技術は飛躍的に進歩し続けているのでしょうが、検索結果を見れば必ずしも飛躍的な進歩を遂げたとまではいえないものがあります。
内容の無いページ、信頼性に欠けるページ、どこかのページへ誘導するためのページなどが、検索エンジンの飛躍的な発展と同時並行で、飛躍的に膨大な量のページ数となっているから、検索エンジンとのいたちごっこになっているのです。
一例として、回答すればポイント等の利益が得られるQ&Aサイトや、商品の購入へと閲覧者を誘導するアフィリエイトシステムなどが、そうした原因の一端であると思います。
筆者が専門とする知財や法律の分野で検索をしてみても、売り込みのようなページだらけで、本当に研究や実績をあげておられる方のサイト、貴重な資料を公開されているサイトなどが検索結果に出てきません。


20年も、あるいはそれ以上も経過すると、有用であったリンク集も内容が古くなったり、更新するのが難しくなったり、あるいはプロバイダーのホームページサービスで公開されていたサイトがサービス終了によりなくなってしまったりします。
独自ドメインであっても、サイトの公開を終了してしまうと、その後に同じドメインが別のサイトになっていたりします。1990年代末~2000年代にかけて名を知られたサイトであったドメインが、美容だの金融だののアフィリエイトサイトになっているのを、いくつも見ました。
その意味では、現在の当サイト運営者も人のことをいえないかもしれませんが、筆者がこのドメインを取得しなければ、当サイトは間違いなくアフィリエイトサイトにでもなっていたことでしょう。その点ではご容赦いただきたく思います。


結局、リンクを一つの評価指標としてきたgoogle検索の負の側面であるとともに、リンクの評価方法に改良を重ね、質の低いページを評価しないよう日々努力をしているとしても、こんどは大手企業や公的機関のサイトばかりが検索に出るようになってしまったりしています。
さらに、フェイクニュースを排除するためとはいえ、通説とは異なった内容のページは低く評価されるなど、寡占状況のエンジンがどのようなロジックで評価しているのかわからない、少数意見が排除されることはないのかという、やや懸念を抱かないでもない状況にあります。


当サイトでは今後、筆者が関心を持つ分野、実用的に利用する分野を中心に、主として一次情報を公開しているか、もしくは一次情報の出典を示したうえで二次情を公開しているサイト、リンク集に関しては三次情報程度までのサイトを掲載し、それ以外の分野でも有用なサイト、情報量の多いサイトを厳選して掲載していきます。
なお、リンク切れチェックは定期的に行ってまいりますが、運営監理には限界がありますため、掲載するサイト数は厳選して絞ることとしますので、自薦・他薦を問わず掲載依頼は特に受け付けておりません。ご了承ください。


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