国土地理院地図で自然地形の来歴を調べる |2019年12月20日
国土地理院の地図(https://maps.gsi.go.jp/)では、地形図や写真、活断層図、災害リスクなどの膨大な情報を調べることができます。
左上の「情報」メニューから、一番下の「ベクトルタイル提供実験』を選びます。
続いて表示されるメニューから「地形分類(自然地形)」を選びます。
なお他のメニューをいろいろ見てみるのも興味深いです。
地図は拡大縮小でき、一定の縮尺にまで拡大すると、自然地形の土地の由来が色分けで表示され、土地の状態の種類と、災害リスクが表示されます。
この地図は東京の千代田区神保町付近が、湿地帯であったことを示します。
この地図は2019年秋に水害があった東京世田谷の二子玉川から川崎市近辺を示します。
水色は旧河床で、薄緑は氾濫原です。旧河床ということは、蛇行する寡占もしくは三日月湖に見えます。
この地図は川崎市の武蔵小杉近辺です。
こちらは東京都足立区。
こちらは埼玉県川口市。
土地の来歴を知って、建築物のチェックや、水害などいざという時の対応を考え得ておくためにも、このサイトの地図には膨大で有用な情報が詰まっています。
単にあわてておびえるのではなく、冷静に客観的に、平時から備えておきたいものです。
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■このページの著者:金原 正道