独立を考えたらウェブサイトはいつ制作するべき? |2022年06月21日
具体的な独立開業計画があるかどうかはともかくとして、資格を元に独立するかも、と思うようになったら、開業時までにはウェブサイトを制作して用意しておきたいものです。
それでは、いつ頃までに制作しておくべきでしょうか?
その答えは、できる限り早く、ということになります。
そもそも、さまざまなツールやテンプレートなどが用意され、サーバーやドメインの費用も一昔前とは比較にならないほど安くなった今日、独立するかどうかにかかわらず、ウェブサイトを制作し、公開しておいて損はありません。
1日も早くウェブサイトを開設しておくべき理由
試験で培った知識が新鮮で豊富
資格試験の終了直後は、試験勉強からも解放され、その分の空いた時間ができます。
また、ずっと勉強し続けていたわけですから、試験科目に関する知識については、たくさん文章が書けるはずです。
したがって、資格をとったらサイト制作をするんだ、と楽しみに考えながら勉強するのもよいでしょう。
試験勉強中から、ブログなどを開設してもいいと思いますが、あまりそちらに集中しすぎて、勉強が疎かになってしまっては本末転倒です。
検索エンジンにインデックスしてもらえる
まだ、開業していない期間中は、仕事を獲得するための内容や、開業した事務所であるかのように誤認させる恐れのあるコンテンツは掲載できません。
また、資格試験に合格できたとしても、各士業の登録が正式に完了するまでは、「〇〇士」とは名乗れません。
開業後には業務内容の説明に簡単に変更できるような内容を掲載することは可能
ただし、筆者も弁理士合格直後にしたように、試験科目であった法律別にカテゴリーを設けて、制度を説明するページを作るなど、開業後には業務内容の説明に簡単に変更できる内容を掲載することが可能です。
特に、司法書士のように試験の内容が、きわめて密接に実務に即している士業の場合には、開業前でも、実務に関連するコンテンツを掲載することができます。
これらのページは、検索エンジンにも登録されますが、検索からアクセスが来るようになるまでには、それなりの時間がかかります。
したがって早めにウェブサイトを制作することには、意味があります。
人脈を広げるためにも独自URLのサイトが必要
独立前であっても、意識して、あるいは漠然とでも人脈を広げるため、士業の同業種、あるいは異業種の交流会や、SNSなどネットでの交流は有益です。
資格の取得前から、その士業の事務所に勤務している場合だけではなく、全く異業種の会社員であるとか、アルバイトなどの非正規・非常勤の仕事で勉強に集中していたような場合でも、まずはサイト制作、運営を通じて、その士業の世界の周辺で交流できる場を作ることは有益です。
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■このページの著者:金原 正道