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弁理士試験のための教材・テキストと勉強法 |2022年06月12日

短期合格のためのモデルスケジュール

以上の点から、短期合格のためのモデルスケジュールを掲載します。
これはあくまでもモデルであって、自分なりの勉強の習熟度合、得意科目・不得意科目、勉強のとれる時間などを勘案し、あくまでも自分用のスケジュールを組みましょう。
ただしできる範囲での最大の短期合格スケジュールで臨みたいものです。

短期合格のための勉強スケジュールを最初に立てる

弁理士試験に短期合格するためには、短期間で集中して勉強を続けること、勉強・忘却・知識の定着のサイクルを繰り返し、忘却を少なくすること、一定期間内に科目の重要度・知識の定着度に応じてすべての科目を繰り返すこと、に尽きます。

このことについては、 すべての資格試験に共通する、短期合格方法で説明しています。

弁理士試験勉強スケジュール1年目

弁理士試験勉強スケジュール2年目

弁理士試験の短期合格のためのポイント

弁理士試験に短期合格ができるかどうかは、勉強量・忘却量と知識の定着と、時間の経過との関係で決まるため、それぞれの受験生の仕事や生活パターンなどに合わせ、できる限り時間を作れる範囲でのスケジュールを立てましょう。

特に、弁理士試験の場合には、働きながら受験する人も多く、勉強時間を捻出するのに苦労する人もいると思います。
しかし今は、スキマ時間も活用する手段などもあり、できる範囲で最短の合格を目指すスケジュールを立てることが重要です。

弁理士試験のすべての科目について、一定期間内に、勉強・忘却・知識の定着のサイクルを繰り返す

短期合格をするためには、特許法、実用新案法、意匠法、商標法から条約、著作権法、不正競争防止法まで、そして選択科目まで、すべての科目について、勉強・忘却・知識の定着のサイクルを繰り返すことになります。

できれば1週間ごとにすべての科目について勉強をする、たとえば曜日ごとに科目を決めて、1週間で”すべての科目を回す”、あるいは科目の重要度・知識の定着度に応じて、”重要科目は1週間ですべての科目を回し、その他の科目は2週間ですべての科目を回す”といった方法がきわめて有効になります。

弁理士試験では、重要度が相対的に低い科目としては、条約、著作権法、不正競争防止法などがあります。
しかし必ず出題される、決して捨てることのできない科目です。

重要度の低い科目や、他の科目を勉強中にも前に勉強した科目の復習をするため、そして忘却を少なくするためには、試験に必要なすべての情報がコンパクトに詰まったテキストを携行したり、オンラインでの学習を利用するなど、スキマ時間も活用していきます。

知識の定着度に応じ、勉強のスケジュールを修正し、応用への対処力を身につける

知識の定着は、人により、得意科目・不得意科目によって差があります。
知識の定着が進んできた科目から、論文試験問題の答案練習や、論文の問題を読んでの論点把握、条文整理と答案構成など、より応用力・実践力が試される勉強を取り入れていくべきです。

論文問題のある弁理士試験では、応用力が問われます。
短答式試験で、合格レベルにはまだちょっと足りないくらいの頃から、論文試験の過去問研究や、問題を読んでの論点の把握、適用される条文の列挙、答案の構成の練習を始めるのがよいでしょう。

論点や条文を正確に把握できるレベルにまで達したら、もうすでに最終合格に向けてのスケジュールに乗って勉強を進めるべき段階となります。
逆にまだ論点や条文を正確に把握できないとなれば、短答式試験には合格するための知識の定着を図る勉強を繰り返すということになります。

最初に買うべきは弁理士試験法令集と、基本テキスト

そこでこのページでは、具体的に弁理士試験のための教材・テキストと勉強法について紹介します。

法令集

弁理士試験 四法横断法文集 2022年度

2021/10/21
TAC弁理士講座 (編集)


弁理士試験短答式試験の学習に対応した法文集です。
主として特許法、実用新案法、意匠法、商標法の4つの法律を並列的に掲載しているので、「横断的な学習」が可能です。
四法を並列的に掲載しているので「横断的な学習」が可能
条文ごとに短答式本試験の問題番号および枝番号を掲載
最新年度(令和3年)の短答式本試験出題履歴を追加掲載
2021年9月現在で、2022年度の短答式本試験時に施行確実な改正を反映

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説[第22版]

2020/6/1
特許庁 (編さん)



本書は、特許法、実用新案法、意匠法、商標法、工業所有権に関する手続等の特例に関する法律、特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律について、条文ごとに「旧法との関係」「趣旨」「字句の解釈」「参考」等の項目に分けて詳細に解説するとともに特許庁の公式見解が示されています。
今般の第22版は、令和3年5月21日に法律第42号として公布された「特許法等の一部を改正する法律」をメインに改訂した「青本」の最新版です。

弁理士試験のテキストや、論文のレジュメなども青本の記載に忠実なものが多いとは考えられますが、原典にあたり確認できるようにしておくのがよいでしょう。

令和元年改正 産業財産権法の解説

2020/5/1
特許庁総務部総務課制度審議室 (編集)


令和元年5月17日に公布された「特許法等の一部を改正する法律」(以下「本改正」)は、1特許権等侵害により生じた損害の賠償額の算定方式の見直し 2査証制度の創設 3意匠法の保護対象の拡充等 4意匠登録に係る創作非容易性水準の引上げ 5組物の意匠の拡充 6内装の意匠の導入 7関連意匠制度の見直し 8救済措置の拡充等 9意匠権の存続期間の変更 10通常使用権の許諾制限の撤廃 等を骨子とした改正です。本書は、本改正法案の作成者が、改正の必要性、改正内容、関連条文の3つの視点で記述したものです。

商標審査基準

2020/7/1
特許庁 (編さん)





弁理士試験基本テキスト

弁理士試験 エレメンツ


弁理士試験 エレメンツ (1) 特許法/実用新案法 基本テキスト 第11版 (早稲田経営出版) 2022/3/16
TAC弁理士講座 (著)


弁理士試験 エレメンツ (2) 意匠法/商標法 第10版 (早稲田経営出版) 2022/5/13
TAC弁理士講座 (著)


弁理士試験 エレメンツ (3) 条約 / 不正競争防止法 / 著作権法 第10版 (早稲田経営出版) 2022/6/3
編集 TAC弁理士講座 (著)



弁理士試験 体系別短答式 枝別過去問題集 2022年度 2021/10/21
TAC弁理士講座 (編集)


弁理士試験 年度別短答式 過去5年問題集 2022年度 2021/10/21
TAC弁理士講座 (編集)


2022年版 弁理士試験 体系別 短答過去問 特許法・実用新案法・意匠法・商標法 【過去10年分収録】 (弁理士試験シリーズ) 2021/12/15
東京リーガルマインド LEC総合研究所 弁理士試験部 (著, 編集)


2022年版 弁理士試験 体系別 短答過去問 条約・著作権法・不正競争防止法 【過去10年分収録】 (弁理士試験シリーズ) 2021/12/15
東京リーガルマインド LEC総合研究所 弁理士試験部 (著, 編集)


関連ページ:

もっと詳しく 弁理士とは(試験の内容、難易度、勉強時間と、過去問題)

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕 |2022年11月05日

書籍名 工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕 
著者等 特許庁 
ISBN 978‐4‐8271‐1371‐6 
発行年 2022年9月 
価格 11,550 円

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知財関係者、そして弁理士試験受験生のバイブルである「工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕」、いわゆる「青本」の第22版が発行されました。

特許法、実用新案法、意匠法、商標法、工業所有権に関する手続等の特例に関する法律、特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律について、条文ごとに理解するために必須の書籍です。
特許庁が編纂し、発明協会から刊行されています。

逐条ごとに〔旧法との関係〕〔趣旨〕〔字句の解釈〕〔参考〕等の項目に分け、詳細に解説され、特許庁の公式見解が示されています。

弁理士試験のテキスト等も、これらをもとに編集されているため、青本がなくても理解するのに問題ないともいえますが、一度は通読し、必要に応じて参照するのがよいでしょう。
特に、趣旨や字句の解説などはできる限りオリジナルの表現を頭に入れ、短答式試験はもちろん、論文試験ではすらすらと趣旨などが書けるようにすることが必要です。

ただし旧法や法改正の経緯などは最近の改正だけを押さえておけばよく、工業所有権に関する手続等の特例に関する法律などは必要ありません。

今回の第22版では、令和3年5月21日に公布された「特許法等の一部を改正する法律」を盛り込む改訂がされています。

なお、PDFデータは特許庁ウェブサイトから閲覧やダウンロードが可能です。


工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕

全体版一括ダウンロード(PDF:18,366KB)
表紙・凡例・目次(PDF:191KB)
序説(PDF:299KB)
特許法(PDF:4,901KB)
実用新案法(PDF:2,810KB)
意匠法(PDF:2,844KB)
商標法(PDF:3,711KB)
工業所有権に関する手続等の特例に関する法律(PDF:2,472KB)
特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律(PDF:3,190KB)

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕 |2022年11月05日

書籍名 工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕  著者等 特許庁  ISBN 978‐4‐8271‐1371‐6  発行年 2022年9月  価格 11,550 円 [PR] 知財関係者、そして弁理士試験受験生のバイブルである「工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕」、いわゆる「青本」の第22版が発行されました。 特許法、実用新案法、意匠法、商標法、工業所有権に関する手続等の特例に関する法律、特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律について、条文ごとに理解するために必須の書籍です。 特許庁が編纂し、発明協会から刊行されています。 逐条ごとに〔旧法との関係〕〔趣旨〕〔字句の...
もっと詳しく 「工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第22版〕」を読む

弁理士試験のための教材・テキストと勉強法 |2022年06月12日

短期合格のためのモデルスケジュール 以上の点から、短期合格のためのモデルスケジュールを掲載します。 これはあくまでもモデルであって、自分なりの勉強の習熟度合、得意科目・不得意科目、勉強のとれる時間などを勘案し、あくまでも自分用のスケジュールを組みましょう。 ただしできる範囲での最大の短期合格スケジュールで臨みたいものです。 短期合格のための勉強スケジュールを最初に立てる 弁理士試験に短期合格するためには、短期間で集中して勉強を続けること、勉強・忘却・知識の定着のサイクルを繰り返し、忘却を少なくすること、一定期間内に科目の重要度・知識の定着度に応じてすべての科目を繰り返すこと、に尽きます。 この...
もっと詳しく 「弁理士試験のための教材・テキストと勉強法」を読む


■このページの著者:金原 正道

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