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MovableTypeとWordPress、SEO効果を比較-ariadnet

MovableTypeとWordPress、CMSのSEO効果を比較

2021年現在、ブログあるいはCMS(コンテンツマネジメントシステム)をサーバーに設置するツールとしては、WordPressのシェアが圧倒的になりました。
2005年前後には、MovableTypeとWordPressとが代表格だったわけですが、CMSの変遷については隔世の感があります。

ところで最近、ネットや書籍を見ると、WordPressの利点として、下記のようなことがいわれています。

・無料である
・インストール・サイト構築が簡単
・ユーザー数が多く、情報が豊富
・テンプレートがたくさんあり、デザイン変更が容易
・デザインのカスタマイズができる
・プラグインが数多くあり、機能をカスタマイズできる
・テンプレートやプラグインにより、SEO効果がある
・投稿や編集が簡単

無料であることやユーザー数が多いことはその通りとしても、有利だといわれていることの多くは、数あるCMS(コンテンツマネジメントシステム)のメリットであり、WordPressならではの利点ではないことがわかります。
また、SEO効果にいたっては、やや疑問に思うところもあります。
かつては、WordPressはSEOには不利といわれ、デメリットとしてあげられていたものでした。

MovableTypeとWordPressとの大きな違い

WordPressのメリットと最近言われている点は、CMSのメリットであって、
・テンプレートがたくさんあり、デザイン変更が容易
・投稿や編集が簡単
などはどのCMSでも基本的に同じです。

バージョンアップを重ねるにつれ、WordPressもMovableTypeも、さまざまな機能を増やすとともに、テンプレートやテーマを変更することで、テンプレートのhtmlやタグ、プログラムの記述を直接書き換えなくても、デザイン変更ができるようになりました。

もっともその分、個人ブロガーにとっては、MovableTypeの機能は過剰ともいえるほどに複雑化しています。
個人ライセンスでアフィリエイトはできるものの、商用利用にはそこそこの費用がかかります。
このため、かつての旧バージョン(MovableType3)の頃にあったような個人ユーザーの熱気にも似た人気は離散してしまいました。

一方、WordPressはといえば、MovableType独自のタグに比べても、テンプレート内のphpの記述はとっつきにくいことがあります。
しかも、WordPress独自のルール、たとえばファイル名の優先順位の規則などが多く、htmlで自由に記述できるMovableTypeに比べて、ブラックボックス化しているように思えます。

・デザインのカスタマイズができる
といっても、WordPressとMovableTypeとの間には、考え方の差が大きいように思います。

静的htmlサイト構築の代表格だったMovableType

WordPressとMovableTypeとの違いは、なんといっても、MovableTypeは新規投稿や編集をした際に、サイトの再構築を行い、あらかじめ閲覧者がアクセスするhtmlファイルを生成しておくことです。
MovableTypeで制作されたサイトは、ホームページ制作ソフトなどで制作しFTPでアップロードしたサイトと同じ、は静的htmlサイトなのです。

これに対し、WordPressでは、閲覧者がアクセスし、ファイルを要求してからデータベースとテンプレートを参照し、htmlファイルを生成して閲覧者のブラウザに返すというプロセスをたどります。
あらかじめhtmlファイルを生成してあるのと、どちらが高速であるかは自明のことでしょう。

Core Web Vitals(コアウェブバイタルズ)で、静的htmlはSEOに有利か

通信環境の改善や、サーバーでの処理速度の改善施策などにより、WordPressの動的ファイル生成が、SEOにそれほど悪影響をもたらすとも思えません。
ただ、最近のgoogleなど検索エンジンの検索結果には、シンプルなhtmlサイトが入っているなと感じることも多くあります。
CMSの種類とは別に、最近やたらと目につく、意味のない大きなアイキャッチ画像などの多用の影響もあるかもしれません。

・プラグインが数多くあり、機能をカスタマイズできる
という点も、あらかじめhtmlファイルを生成するMovableTypeと比較して、WordPressで制作されたサイトの処理速度が遅い原因になることもあります。

メインサイトではMovableTypeを推奨

当サイトでは、メインサイト、準メインサイトでは、MovableTypeほか静的htmlを推奨します。
WordPressでは、特に動作が早くなるための対応を推奨し、たとえばサーバー選択、プラグインやJavaScript、カルーセルや動画埋め込み等を極力減らすことが望ましいと考えています。

WordPress MovableType 備考
価格 無料 有料(アフィリエイトは無料)
無償ライセンス 制限なし サーバー1台
サポート 無し(コミュニティあり) 有り(有償)
セキュリティ対応 無し 有り(現行バージョンのみ・有償) WordPress対象の不正攻撃多い
デフォルトのカテゴリー構造 SEOのためカスタマイズするべき SEOのためカスタマイズするべき
デフォルト・テンプレートのSEO対応 SEOのためカスタマイズするべき SEOのためカスタマイズするべき メタタグ自動生成
HTML5セマンティック・ウェブ対応タグ
静的html × メインサイト、準メインサイトでは
静的htmlが望ましい
プラグイン いくつも使うほど動作が遅くなる テンプレートでほぼ対応でき、静的htmlで出力(※) ※特殊なプラグインは除く
利用者数・シェア 日本では80%超 大企業、上場企業ではNo.1 ユーザー数が多いと情報も多いものの、検索結果の多様性、実際の検索結果からはどうなのか?

MovableTypeのバージョンと特徴

MovableTypeは現在でも、CGIプログラムですが、データベースはMySQLを使います。
MovableType3.3の頃もMySQLを使えましたが、より簡易なデータベースとしてはBarcrayDBを使い、MySQLやPHPは必要なく運用できました。
これは実は便利で、DBフォルダをFTPでダウンロードするだけで、バックアップができたり、サーバーの移転ができたりしました。
データベースとしては軽量級ですが、1000ページ超のサイトでも運用できます。

MovableTypeのテンプレートは、
<!DOCTYPE html>
ではじまり
</html>
で終わるものなので、普通のhtmlタグの編集感覚でテンプレートを作成できます。
筆者は、「.htaccess」や「robots.txt」、bootstrapのcssなども、MovableTypeのテンプレートで編集・管理しています。

特に、MovableType3.3の頃は、現在のWordPressやMovableTypeと比較すると、サクサクと軽く動作するものでした。

現在では、MovableType3はもちろん、バージョン4、5とそのオープンソース版は、配布されていません。
またサポートも切れ、脆弱性の問題から使用することは推奨されていません。

ただし、MovableType3.3は使い方次第では、現在のWordPressやMovableTypeとほとんど同じ機能を実現でき、現在のMovableTypeともやや異質です。
CGIプログラムによる静的html生成のCMSとしては、ほぼ完成形だったのではないでしょうか?
脆弱性の主要な原因であった検索やコメント、トラックバック、プラグイン等の機能を制限して、別個のプログラムとして復活できないものかと思います。
実はMovableTypeはmt.cgiだけでも主要機能は動作します。
インストールするフォルダ名、mt.cgiのファイル名を変更し、ベーシック認証をかけ、他のCGIの実行権限は無くすか削除すれば、利用者の多いWordPressよりもかえって安全なくらいだと思います。
(※使用を推奨していません)

MovableType以外のCMS

現在、MySQLやPHPは必要なく運用でき、静的htmlを生成できるCMSとしては、たとえば下記のものがあります。

すぐ使えるCMS

その他のツールについては順次掲載(または別記事にて)します。

2021年現在、使えるMovableTypeのバージョン

現行のMovableTypeのバージョンは7ですが、6もサポートも含め使えます。

MovableTypeを使うには

MovableTypeを使うには、サーバーにインストールして独自に設置する方法と、クラウドベースのサービスで使用する方法とがあります。

サーバーに設置する場合には、自分でダウンロードしたMovableType6や7をインストールするほか、レンタルサーバー会社があらかじめ利用権を得て、ユーザーに提供しているものがあります。
ただ、レンタルサーバー会社により、最新のMovableType7や、そのひとつ前の6、さらに5に該当するオープンソース版(MTOS)の場合もあります。
また、レンタルサーバー会社によっては、インストールボタンで瞬時にインストールできる、かんたんインストール機能を備えたところもあります。

余談ですが、MovableType3.3用に制作した独自のテンプレートは、オープンソース版(MTOS)でもそのまま使用できました(プラグイン等によっては変更が必要な箇所がある場合があります)。
オープンソース版(MTOS)についても、サポートや開発は終了していますので、セキュリティ等には万全を期す必要があります。

MovableTypeが簡単に使えるサービス

最新のセキュリティ対策はほしいが、面倒な作業はしたくないのであれば、シックスアパート社のオンラインサービスがおすすめです。

Lekumoブログ
https://www.lekumo.blog/

Lekumoビジネスブログ
https://www.lekumo.jp/

Movable Type 6 / Movable Type 7 / Movable Type Premium クラウド版
https://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/

MovableTypeが簡単に使えるサーバー

http://ariadne.ne.jp/movabletype/83.html

SEOには、HTML5のセマンティック・ウェブ対応タグを使うべき理由

セマンティック・ウェブ(英: semantic web)とは、Wikipediaによれば、
「W3C のティム・バーナーズ=リーによって提唱された、ウェブページの意味を扱うことを可能とする標準やツール群の開発によってワールド・ワイド・ウェブの利便性を向上させるプロジェクト。セマンティック・ウェブの目的はウェブページの閲覧という行為に、データの交換の側面に加えて意味の疎通を付け加えることにある。 」
とされています。

また、
「HTMLでは文書構造を伝えることは可能だが、個々の単語の意味をはじめとする詳細な意味を伝えることはできない。これに対し、セマンティック・ウェブは(中略)タグを付け加える。この、データの意味を記述したタグが文書の含む意味を形式化し、コンピュータによる自動的な情報の収集や分析へのアプローチが可能となると期待されている。」
とされています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96

WordPressもMovableTypeも、ほとんどのテンプレートが非対応

WordPressもMovableTypeも、ほとんどのテンプレートがセマンティック・ウェブ対応のHTML5タグに対応していません。

デフォルトのテンプレートはもちろん、「SEO対応」、「レスポンシブ対応」をうたった、有料・無料のほとんどのテンプレートが対応していません。

Google検索品質評価ガイドライン

Googleの検索品質評価ガイドラインでは、Google検索エンジンの品質を評価するために、品質評価者が検索結果を評価する方法を説明しています。
この評価がGoogleの検索品質の改良に役立てられるため、SEOに関する重要な資料です。

General Guidelines (Google Search Quality Rating Guidelines) 
https://guidelines.raterhub.com/searchqualityevaluatorguidelines.pdf

検索品質評価ガイドラインでは、下記のように記載されています。

● Main Content (MC) is any part of the page that directly helps the page achieve its purpose. MC is (or should be!) the reason the page exists. The quality of the MC plays a very large role in the Page Quality rating of a webpage.
● Supplementary Content (SC) is also important. SC can help a page better achieve its purpose or it can detract from the overall experience.
● Many pages have advertisements/monetization (Ads). Without advertising and monetization, some webpages could not exist because it costs money to maintain a website and create high quality content. The presence or absence of Ads is not by itself a reason for a High or Low quality rating.
On some pages, reviews may be considered MC, and on other pages they may be considered SC. Use your best judgment and think about the purpose of the page.
Do not worry too much about identifying every little part of the page. Think about which parts of the page are the MC.
Next, look for the Ads. Anything left over can be considered SC.

●メインコンテンツ(MC)は、ページがその目的を達成するのに直接役立つページの任意の部分です。 メインコンテンツ(MC)こそが、ページが存在する理由です(またはそうあるべきです!)。
MCの品質は、Webページのページ品質評価において非常に大きな役割を果たします。
●補足コンテンツ(SC)も重要です。
補足コンテンツ(SC)は、ページがその目的をよりよく達成するのに役立つか、あるいはページ全体での経験を損なう可能性があります。
●多くのページに広告/現金化手段(Ads)があります。ウェブサイトを維持し、高品質のコンテンツを作成するにはお金がかかるため、広告と現金化手段なしに、いくつかのウェブページは存在できません。広告があるか、ないか自体が、高品質または低品質の評価の理由ではありません。
一部のページでは、レビューはMCと見なされる場合があり、他のページでは、SCと見なされる場合があります。
最善をの判断を尽くし、ページの目的について考えてください。
ページのすべての小さな部分を識別することについてあまり心配しないでください。ページのどの部分がMCであるかを考えてください。
次に、広告を探します。残ったものはすべて補足コンテンツ(SC)と見なすことができます。

googleのパッセージ・インデクシング

Googleの Passage Indexingは、ページ全体ではなく、ページの中の一部分のテキストコンテンツから、ランキング評価を得るための改良です。
2021年2月には、米国 Google (google.com) の英語の検索で導入されています。

Passage IndexingをGoogleが導入。ページ内の特定の部分だけをランキングの対象に。検索結果の 7 %に影響。  海外SEO情報ブログ

ページの中の一部分を、どのように見分けて評価するのか明らかではないものの、ページの構造とその意味付けを示すHTML5タグがあれば、googleがそのページを正しく評価する一助になることは間違いありません。

従来多用されてきたDivタグは、ページ内の文書構造を示すことはできても、その意味付けまでは示していません。

これに対し、HTML5で導入された、header、article、section、aside、footer、navなどでは、その意味付けまでを示すことができます。
これらのタグを使用していなくても、googleは文脈を読み取って理解できるかもしれません。

しかし、WordPress、MovableTypeいずれの場合でも、header、article、section、aside、footer、navなどのHTML5タグを適切に使用することが、SEOにとってプラスにならないはずがありません。

HTML5タグそれぞれの意味

レスポンシブ・テンプレート for MovableType

MovableTypeのテンプレートは、WordPressのテンプレートにくらべて、出回っているテンプレートの種類が少なく、レスポンシブ対応のものはあっても、どれもデザインが似たり寄ったりであることがなぜか多い傾向にあります。

CMS(コンテンツマネジメントシステム)は、htmlファイルをテンプレートにしたがって生成するものですから、本来はCMSの種類に関わらず、自由なデザインのテンプレートがあってもよいはずです。

理由はわかりませんが、MovableTypeは初期の頃からデフォルトのテンプレートが、2カラム、3カラムという枠にとらわれていた感があることや、MovableTypeのヘビーユーザーはテキスト主体のコンテンツであることが多く、ウェブデザインにまでなかなか気が回らなかった傾向もあるかもしれません。

それでも、最近ではスマートフォン対応が当たり前のものとなり、ようやく少しずつですが、デザイン性も高いレスポンシブ・テンプレートを見かけるようになりました。
公式サイトでは、movabletype.netのテーマ・ギャラリーに、いくつか使えそうなテンプレートが公開されています。

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ただ、やはり2カラム、3カラムの"常識"というか既成概念に縛られているデザインが多いようには感じます。
また、公開されているテーマの数がWordPressにくらべ少ないため、他のユーザーと同じになってしまうことが多いでしょう。

SEOにも特化した、レスポンシブ・テンプレート for MovableType

当サイトでも使用している、レスポンシブ・テンプレート for MovableTypeは、MovableType3以降で使用可能なテンプレートで、google検索のE・A・T(専門性、権威性、信頼性)も考慮したSEOに強い作りにしています。

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SEOに特化したhtmlコード、下記の特徴があります。

・Title、Descriptionを自動生成します
・検索エンジンの重複ページ判定を避けるためのCanonicalをテンプレートモジュールで設定可能
・HTML5による文書構造
(header、main、nav、article、section、aside、footerタグにより、文書構造と、コンテンツの重要性を検索エンジンに伝えます)
・パソコン、タブレット、スマホの3段階レスポンシブ
・アコーディオンメニューによるサイトマップで、サイト内回遊性を高めます
・MTIncludeタグでテンプレートモジュールをお好みで挿入
・スタイルの一部にBootstrapを利用

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MovableTypeが簡単に使えるレンタルサーバー

動作環境

「Movable Type 7.0」は Perl5.10.1 + MySQL5.1 が動作要件です。
それ以前のバージョンでも同程度で動作しますので、ほとんどのレンタルサーバーで設置可能です。

ライセンス

個人名義で趣味のブログ等を公開する目的(アフィリエイト含む)では、個人無償ライセンスが利用できます。
商用サイトでは、必ずライセンスのご購入が必要となります。

オープンソース版(5.2、5.3)や旧バージョン(3.3等)はサポートが終了しています

セキュリティの脆弱性などの問題から、サポートやアップデートがされていませんので、機能を制限し、セキュリティ対策を行ったうえでの自己責任での運用となります。
mt.cgiのみを使用し、検索、コメント、トラックバック他の機能を使用せず、ファイル名やディレクトリ名の変更、SSL化、管理画面のベーシック認証などの対策をすれば、実際に問題が生じることはほぼありません。
※サーバーログを見ると、ほとんどの不正アクセスが、WordPressに対する不正アクセス目的のログです。

Movable Type を安全に利用するためにできること

かんたんインストール機能のあるレンタルサーバー

Just-Size.Networks

エコノミープラン
初期設定費 1048円
月額料金   314円~
ディスク    24GB
マルチドメイン 10ドメインまで無料
MovableType バージョン7

4stars server(ハイパーボックス)

https://www.4stars.jp/MTOS.php

エクストリームレンタルサーバー

https://www.extrem.jp/MTOS.php

ValueServer(GMO)

https://www.value-server.com/startup/mt.html

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